お知らせ

NEWS

受付時間と診療時間の違いは?診察券に表記すべき必要な情報と役割とは

受付時間と診療時間の違いは?診察券に表記すべき必要な情報と役割とは

病院やクリニックを受診する際、診察券は患者さんとの最初の接点であり、それと同時にクリニックを利用する患者さんが「使う」ものなので、利用者の立場に立った考え方でつくる必要があります。
診察券には患者さんにとって有用な情報を提供し、医院内でのスムーズな流れをサポートする必要があります。
診察券の表面または裏面に表記するクリニックの運営時間に、「受付時間」を表記する場合でも「診療時間」を表記する場合でも、利用する患者さんのために、わかりやすく表記することが何よりも大切になります。

受付時間と診療時間の表記

・受付時間(受付開始時間)

受付時間は、クリニックに到着してから受付手続きを始めることができる時間帯を指します。例えば、「受付時間:午前9時から午後5時まで」と診察券に記載されていれば、患者さんはこの時間帯内に受付手続きを行います。
受付時間は患者さんが医院に到着し、基本情報や保険情報の提供、支払い手続きなどを行うための時間です。

・診療時間(診察開始時間)

診療時間は、実際に医師が診察を開始する時間です。受付時間とは異なり、診療時間は医師が患者さんの診察を開始する時間を指します。例えば、「診療時間:午前9時30分から午後4時30分まで」と記載されていれば、患者さんはこの時間帯内に医師の診察を受けることができます。

「受付時間」と「診療時間」を明確に区別することで、患者さんは医院に来院してからのスケジュールを計画しやすくなります。
また、受付時間が終了しても診療時間内であれば、受付を済ませた患者さんは診察を受けることができるため、混雑時にも効果的な対応が可能です。

Good診察券のテンプレートは「診療時間」と明記されているテンプレートが多いですが、「受付時間」と表記を変更する事も出来ますので、お気軽にお申し付けください。

医院内での流れと診察券との関連性について

では、診察券を持って医院に来院した患者さんに対して、クリニック内の受付や診察室の向こう側で何が起きているのでしょうか?
診察の流れとそれに伴う診察券に掲載する内容のポイントをご紹介いたします。

・受付手続き

患者さんが医院に到着すると、受付カウンターで診察券を提出します。
受付スタッフは診察券から患者の基本情報や保険情報を取得し、待ち時間や診察の順番を調整します。患者さんはここで診療費用の支払いも行います。

・待ち時間

受付後、患者さんは待合室で診察の順番を待ちます。待ち時間は患者の診察内容や医院の混雑具合によって異なります。
診察券には待ち時間の目安や、待合室で提供されているサービス(雑誌、テレビ、無料Wi-Fiなど)についての情報が記載されていると患者さんにとって便利です。

・診察

医師が患者さんの名前を呼び、診察室に案内します。医師は患者さんの症状や健康状態を詳しく聞き取り、必要な検査や治療を行います。患者さんは診察の際に自分の症状や質問を医師に伝えることが大切です。

・処方箋や治療計画

診察後、医師は処方箋を書いたり、治療計画を説明したりします。患者さんは処方箋を薬局で受け取るか、治療のスケジュールを確認します。診察券には処方箋受け取りの案内や、次回の診察日時を記載するのもいいかもしれません。

・次回予約

必要に応じて、次回の診察予約を受け付けます。次回の診察日時や内容を診察券に記入し、患者さんに伝えます。これは患者さんの継続的な健康管理に役立ちます。

患者さんへの配慮と信頼性の向上

診察券に受付時間と診療時間の明示、医院内の流れにあった内容を明記することで、患者さんは医療サービスを利用する際に不安を感じにくくなります。医院のスタッフや医師が患者さんに対して丁寧な対応を行い、情報提供を十分に行うことで、信頼性の高い医院としての評判を築くことができます。

診察券のデザインと情報の工夫

診察券のデザインも患者さんの利便性に影響を与えます。診察券は分かりやすく、情報が整然と配置されていることが重要です。以下は、診察券のデザインや情報の工夫についてのポイントです。

・明瞭な文字とフォント

文字は十分な大きさで、読みやすいフォントを使用しましょう。情報が見やすければ、患者さんが診察券を見る際にストレスを感じません。

・色の活用

色は情報の区別や強調に活用できます。受付時間や診療時間を示すテキストに明るい色を使い、目立たせましょう。ただし、過度な色の使用は読みにくさを招くことがあるので注意が必要です。

・QRコード

QRコードを診察券に追加することで、患者さんが医院のウェブサイトやオンライン予約システムにアクセスしやすくなります。オンライン予約を利用する患者さんにとって便利な機能です。

QRコードはGood診察券で作成する事も可能です! URLをご指示いただければ作成・配置までさせて頂きますのでいつでもご相談下さい。

・緊急連絡先

緊急時に医院への連絡が必要な場合、診察券に緊急連絡先(電話番号やメールアドレス)を明示しましょう。患者さんが医院とのコミュニケーションを円滑に取ることができます。

診察券の役割のまとめ

診察券は医院と患者さんとのコミュニケーションツールであり、患者満足度向上と医院の信頼性向上に貢献します。受付時間と診療時間の明示、医院内での流れを加味した説明、デザインの工夫などを通じて、患者さんにとって使いやすく、信頼性の高い診察券を提供しましょう。これにより、医院のスムーズな運営と患者さんの健康管理の支援につながります。

クリニックの開業に際しては、診察券の作成に注意を払い、患者さんに良い印象を与えると同時に、効果的な医療サービス提供を実現しましょう。患者さんの信頼を得ることが、長期的な成功につながる重要なステップです。

診察券に入れるべきか入れなくて良いのか迷ってしまう情報があればお気軽にお問い合わせください。アドバイスさせていただきます。
診察券にたくさんの情報を詰め込むのは良くないですが、逆に情報が少なすぎるのもよくありません。過去のレイアウト実績をもとに最善のアドバイスをさせて頂きます。