診察券は患者様との最初の接点であり、医療機関の印象を左右する非常に重要な要素です。
良い診察券を作ることは、患者様に安心感を与え、医療機関の信頼感を与える手助けとなります。
こちらの記事では、クリニックを開業しようとする医師の皆様や、診察券をリニューアル制作しようと考えている医院スタッフの皆様に、長年の経験と実績を元に、診察券制作時における「伝わる」要素に焦点を当て、わかりやすい診察券を作成するためのポイントをご紹介します。
1. シンプルさが大切
まず、診察券の制作時のデザインにおいて最も重要なポイントはシンプルさです。情報が詰まりすぎたり、派手なデザインが過剰に使われたりすると、患者様が診察券を理解しにくくなります。シンプルなデザインは視覚的にも洗練され、患者様にわかりやすい印象を与えます。以下は、シンプルさを実現するためのポイントです。
・情報の整理
診察券に掲載する情報を整理し、必要最低限の項目に絞りましょう。患者様にとって最も重要な情報は何かを考え、それにフォーカスしましょう。
診察券は表面だけでなく裏面もありますので、情報によって表裏どちらにいれるかも精査しましょう。
・フォントの選定
フォントは読みやすさに大きな影響を与えます。シンプルで読みやすいフォントを選んで使用しましょう。また、フォントの種類やサイズを統一することも重要です。
・色の選定
鮮やかな色や過度に派手な色は避け、シンプルなカラースキームを採用しましょう。一般的に、清潔感のある白とシンプルなカラーが好まれます。
既に医院のロゴや、院内で使用しているフォントやイメージカラーなどがあればそれらに統一する事でまとまりを生む事もできますよ。
2. ロゴとブランドイメージ
クリニックや医療機関のロゴは、診察券の制作時に掲載されることが多い要素の一つです。ロゴはブランドイメージを象徴し、患者様に印象を与えます。以下は、ロゴとブランドイメージに関するアドバイスです。
・一貫性の保持
ロゴは他の医療機関のものとは異なる個性を示すものであるべきです。ブランドの一貫性を保ちつつ、他との差別化を図りましょう。
・シンボルの意味
こちらは診察券に印字する必要はありませんが、ロゴには意味があると患者様にお伝えできるようにしましょう。どんな価値観や特徴を表しているのか、シンプルな説明を考えましょう。
・色の使い方
ロゴのカラースキームは、クリニックの雰囲気や医療分野に合ったものであるべきです。色は感情や印象に影響を与えるため、慎重に選びましょう。
3. QRコードとデジタル化
現代の医療環境では、QRコードが診察券のデザインに採用されることが増えています。QRコードはデジタル化に貢献し、患者様に便益をもたらします。以下は、診察券制作におけるQRコードの活用方法についてのアドバイスです。
・予約や病歴へのアクセス
QRコードを使用して、患者様が予約情報や病歴に簡単にアクセスできるようにしましょう。これにより、待ち時間の削減や効率的な診療が可能になります。
・患者様への情報提供
QRコードを利用して、患者様に健康情報や治療計画に関する情報を提供しましょう。患者様はスマートフォンでQRコードを読み取ることができ、便利に情報を受け取ることができます。
QRコードはGood診察券で作成する事も可能です!
URLをご指示いただければ作成・配置までさせて頂きますのでいつでもご相談下さい。
4. ユニークな要素の追加
シンプルさを重視しながらも、診察券にユニークな要素を追加することで、患者様の記憶に残りやすくなります。以下は、ユニークな要素の追加に関するアドバイスです。
・医師の写真
医師の写真を診察券に載せることで、患者様との信頼関係を築きやすくなります。笑顔の写真は特に好感度を高めます。
・患者様への感謝メッセージ
質素ながら感謝の気持ちを表すメッセージを診察券に添えることで、患者様に対する配慮を示しましょう。
・特別なデザイン要素
デザインにクリニックの特徴や理念に関連する要素を取り入れることで、クリニックを印象づけましょう。例えば、特定のシンボルやアイコンを使用することが考えられます。
5. 患者様のフィードバックを収集
診察券のデザインを決定する前に、患者様からのフィードバックを収集しましょう。
患者様の意見や要望を尊重し、診察券を改善するための貴重な情報を得ることができます。
また、患者様が診察券を気に入れば、それが口コミとして広まり、新たな患者様を引き寄せる助けにもなります。
【最後に】
診察券の制作の際に何の要素を入れるかは、医療機関のプロフェッショナリズムと患者様への配慮を示す重要な要素です。シンプルさ、ロゴとブランドイメージ、QRコードの活用、ユニークな要素の追加、そして患者様のフィードバックを収集することが、良い診察券を作るための鍵です。
患者様にとって覚えやすく、わかりやすい診察券を作成し、クリニックの成功につなげていきましょう!
レイアウトについてご不明点やご不安がございましたらまずはご相談ください。
テキストの大小や、入れるべき情報など、過去の実績から最善のアドバイスをさせて頂きます。一度作成した診察券は、基本的に在庫がなくなるまで使い切ると思いますので、中途半端なものではなく、納得のいくデザインで作成するように心がけましょう。